「MasuoTV」のマスオさんと、「はいじぃ迷作劇場」のはいじぃさん。
どちらも人気YouTuber(ユーチューバー)であり、大きな炎上を起こしましたがマスオさんはその後オワコンと言われるほど低迷、はいじぃさんは早くも復活傾向にあります。
その違いは、炎上後の対応にあったと思います。
そのあたりを比較してみましょう。
マスオさんは、一体どうすれば正解だったのか。
マスオTVの炎上
発端はマスオさんのペットである魚のベタ男が亡くなってしまった報告動画。
この動画に広告をつけていたことで、ペットの命さえお金に変えようとしていると批判を受けることになります。
で、コメント欄への返信がまずかった。
「生き物の命さえお金に変えるのか?」という趣旨のコメントに対して
「は?ふざけんなよ!(原文そのまま)
ベタ男を飼うのにアドバイスしてくれた人達に報告する責任があるだろ?(意訳)」
という趣旨の返信をしてしまい、しばらく「は?ふざけんなよ!」がYoutube内で流行しました(笑)
マスオさんのコメントはもう消されているので、全文はこちらの動画が参考になります。PDRさんがマスオさんについて検証した動画。
考察
動画に広告をつけたことはYoutuberとしては普通のことですし、ペットが亡くなった動画だからといって責められることではないと個人的には思います。
コメントへの返信も内容は納得のいくものです。ただ、言葉づかいが荒かったですね。
元々マスオさんは叩かれやすい要素を持っていました。
雰囲気は全く普通の男の子でありながら、「ヒカキンの幼馴染」という強力なアドバンテージでチャンネル登録者数を増やし、のし上がってきました。
この「実力のわりに目立ちすぎ感」「過大評価されてる感」はゴリ押し芸能人のような反発を生みます。
視聴者の間にくすぶっていたマスオさんへのモヤモヤした感情が、隙を見せたことで一気に爆発してしまいました。
炎上後
炎上後、マスオさんが取った対応は・・・スルー。
コメント欄への返信は消去し、何事もなかったように動画を投稿し続けました。
質問コーナーでも炎上のことには一切触れず。
炎上以降、動画に大量のBAD(低評価)を押されるようになり、私も低評価の数が気になるというだけで動画を見に行ったりしてました。
高評価1000、低評価2000とか普通。
1年ぐらいかけて、ようやく高評価率が50%を超えることが増えてきました。
長くかかりすぎ。
最近では低評価の数が落ち着くと同時に再生数が激減、チャンネル登録者数も伸びなくなり、こんな動画が作られるまでに。
最近では1動画3万再生で、登録者数10万ちょいのYoutuber、KUNさんと対して変わらないらしい(マスオさんは80万人超)
「オワコン」と言われるようになってしまいました。
動画自体が面白くないから再生数が落ちたという意見もありますが、内容は炎上前と同じですし、それだけでここまで急激に落ちるとも思えません。
やはり炎上が尾を引いたのでしょう。
低評価祭りの中で、諦めずに支えてきたファンも疲れて離れてしまったのかな。
はいじぃ迷作劇場の炎上
「はいじぃ迷作劇場」のはいじぃさんは主に食レポをしている人気YouTuberです。
吉本興業に所属のピン芸人なんですね。
ところが「安納芋タルト」の食レポ中、何の前触れもなく口の中のタルトをジップロックに「ペッ」と吐き出し、何事もなかったかのように動画は続きます。
編集で吐くシーンをカットし忘れたんでしょうね。
この動画はもう消されているので、こちらの動画のサムネイルがわかりやすいかと。
・ジップロックがすぐ横にあるのはおかしい
・いつも、食べ物を口に入れるシーンはあっても飲み込むシーンはカットされている
・もしかして、毎回食べているフリをして本当はジップロックに吐いていたのでは?
という憶測を呼び炎上します。
考察
これは炎上しても仕方ないと思います。
私もこれを見たとき、毎回吐いていたのかなとやっぱり思ってしまいました。
炎上後
はいじぃさんは謝罪動画を出します。
どこで撮ってんの!?
なんで急に屋外?しかも夜?どこの樹木?
内容は
・安納芋タルトを口に入れたら、フィルターが混入していた
・慌てて出そうと思って、ジップロックに吐いた
・タルトが悪いのではなく、自分の食べ方が悪かった
とのこと。
なぜ手元にジップロックがあったのか?という謎には触れられていません。
焦っている雰囲気が漂っていて、セリフも整理されていなくて支離滅裂。
所属事務所やマネージャーに怒られて、急いで撮ったんでしょうか。
この件は編集前の、ちゃんと食べて飲み込んでいる動画を出せば解決します。
しかし、出さない(出せない?)ということはやっぱり全部吐いていたのでは、とさらに憶測を呼んでしまいます。
謝罪動画を出すなら床に正座、整理された内容、ちゃんと頭を下げる、広告を貼らない。
ここまでははいじぃさんの対応もイマイチと言わざるを得ませんが、ここで大きな助けが入ります。
はいじぃさんの友人で人気Youtuber、デカキンさんです。
この動画でデカキンさんは
・最低の行為
・毎回、食べて吐いて食べて吐いてしてたんだろ
・ジップロックがあるのはおかしい
・編集前の動画を出せ
と、視聴者が言いたいことを笑いをまじえて、はいじぃさんにぶつけます。
これはすごく良い手法だと思いました。
炎上というのは主に視聴者達が言いたいこと、怒りたいことを出演者にぶつける為に起こることだと思います。
デカキンさんがはいじぃさんを責めることで、ある程度視聴者の気が済む効果があります。
同時に、はいじぃさんがちゃんと釈明する機会も与えることになります。
動画の中ではいじぃさんは
・謝罪動画はテンパっていて支離滅裂だった
・ジップロックは使った後の醤油の小袋なんかを入れるのにいつも使っていた
・ジップロックは外泊する時に着替えを入れるのに使ったりと、当たり前に家にある
・動画は投稿後パソコンから消してしまうので、編集前の動画はない。でも公開前の動画で、まだ編集していないものはある
と弁明しています。
これからは、ジップロックを買うのが恥ずかしいらしい(笑)
デカキンの指摘を受けて公開した、「飲み込むシーン」だけを集めた動画↓
外食時のものが多く、完全に疑惑を拭うには不完全ではありますが、高評価率はV字回復してきています。
はいじぃの実際のところはどうなのか
この記事の趣旨とは関係ありませんが、私のはいじぃさんに対する予想を。
はいじぃさんは味にうるさい偏食家なんじゃないか?と思いました。
味がはいじぃさん的に無理だと思ったら飲み込めないのかな、と・・・。
そこは無理にでも飲み込めって思いますが。
動画を公開後に、編集前の動画は消すというのは普通にあり得ると思います。
数時間の動画を編集で5分にするなんてこともあるでしょうし、元動画を全て残しておくのは容量がキツイと思います。
マスオはこうすれば良かった
まず、コメント欄への返信は消したらまずかったですね。
書いちゃったものは消しても、誰かが絶対にキャプチャしているので意味がありません。
そして次に、謝罪動画を出すこと。
床に座り、落ち着いたトーンで
・いつもの癖で、動画に広告をつけてしまった
・動画は、ベタ男の飼い方についてアドバイスをいただいた方々などに報告する義務があると思い作成した
・不適切なコメントをしてしまった
と釈明することです。
不適切なコメントについては、「は?ふざけんなよ」も含めてちゃんと読み上げるのが良いと思います。
少しでも誤魔化すとまた叩かれますからね。
次に、この件についてハッキリ突っ込んでもらうことです。
はいじぃさんにとってのデカキンさんみたいな存在。
マスオさんにはいないんですか?
いや、いないはずないでしょ。
いるじゃないですか。
日本YouTube界の神、HIKAKIN!!!
なんでヒカキンに頼まなかったの?幼馴染なんでしょ?
助っ人としては最強ですよ。
ヒカキンさんに「ベタ男についてマスオに説教してみた」みたいな動画を出してもらえばよかったのです。
もしくは、Uuumの社長にでも説教してもらい、その様子を公開(動画には広告をつけない)
↓
ヒカキンに「マスオに新しいお魚をプレゼントしてみた」みたいな動画を公開してもらう。動画の中でベタ男のことを好きなだけいじってもらう。
↓
マスオ「ヒカキンにもらった魚を紹介します」みたいな動画を公開。今度はちゃんと飼うことを宣言(広告なし)
↓
その後は通常営業でもうアンチには反応しない。
これで、今ほどのオワコン化はだいぶ防げたはずです。
マスオさんが「完全スルー」という選択をしたのはなぜだったんでしょうか。
確かに、明確な理由もなく勝手に出てくるアンチにはスルーが一番良かったりするんですが、何かをやらかした場合のスルーは尾を引きます。
元々のクリーンなイメージを保つため、「謝罪」みたいな泥臭いことを事務所がさせなかったのかなぁ?と予想。
あと、「ベタ」という魚は意外と弱くて病気になりやすく、ちゃんと飼っても寿命は1年半。
次は丈夫で飼いやすい魚をおすすめします。青コリドラスなんてどう?
おしまい。