安室奈美恵さんが引退を発表されましたね。
小室ファミリー世代の私からすると感慨深いものがあります。
リアルタイムで安室さんが小室ファミリーだった頃を見てましたが、当時から安室さんはファミリーの中で明らかに他と違っていました。
そのあたりを書いてみました。
小室ファミリーとは
だいたい1995~1999年あたり、小室哲哉さんプロデュースで複数のCDを出し、売れに売れた人たちのこと。
主にTRF、globe、安室奈美恵さん、篠原涼子さん(初期だけですが)、華原朋美さん等ですね。
単発で曲を書いてもらった人や、この時期以外の人は(一般的に)含みません。中森明菜さんとか、宮沢りえさんとか。
安室奈美恵が他の人と違った理由
既に歌手として売れていた
小室ファミリーと呼べる人たちの中で、ファミリーに入る前から既に歌手として売れていたのは私の知る限り安室奈美恵さんだけです。
歌手として以外なら、既に芸人として売れっ子だったダウンタウンの浜ちゃんとかタレントとして売れていた内田有紀さんがいましたけれど、歌手として売れていたのは安室さんだけ。
この時点で特別だったと思います。
1995年、ファミリーに入る前に発売された「TRY ME 〜私を信じて〜」「太陽のSEASON」「Stop the music」はいずれもオリコンTOP10に入っていました。
リアルタイムで見ていましたが、既に大人気で芸能人にも「安室奈美恵さんが好き」と公言する人もいました。
覚えているのは藤井フミヤさん、高橋克典さん、V6の三宅健さんです。
安室さんのことを「歌もダンスもうまい!」と言って大ファンの様子でした。
藤井フミヤさんと高橋克典さんは「おしゃれカンケイ」という古館伊知郎さんが司会のトーク番組で言っていたと思います。
三宅健さんについては雑誌に書いてありました。お気に入りのCDに「太陽のSEASON」を挙げていました。
ちなみに三宅さんは後に安室さんと熱愛スクープがされてましたね。事実かはわかりませんが。
声がハスキー
小室ファミリーの女性はとにかく歌声が高音でした。
「歌手は声が高いほど良い」みたいな雰囲気を作り出すほどに。
当時、ASAYANというオーディション番組があったのですが、シャ乱Qプロデュースの歌手発掘の時も無理して高いキーで歌う人が多く見受けられました。
シャ乱Qのつんくさんが「べつに低いキーでもいいのになんで高くするのか。前のオーディション(小室さんプロデュースのオーディション)の影響かな」なんて言ってました。
そんな中、小室ファミリーで安室さんだけは明らかに声が低かったですね。ハスキーボイスですし。
それでも安室さんは後に「小室さんの曲はキーが高かった」と言っていましたが、他の小室ファミリーの人たちと比べると低かったです。
小室さんがオーラの泉に出演した際、霊能者の江原さんから「小室さんの前世は女性で、オペラ歌手」と言われていました。
高い声を追求するあまり、声をつぶしてしまった女性だとのこと。
その影響で、現世でも高い声の女性に惹かれるらしいです。そんな理由なのかい。
小室ファミリーになった理由
小室さんが安室さんの歌を聞いて「僕が作った歌みたいだね。この子と縁があるのかな」と思ったのがきっかけだそうです(雑誌で読んだ)
安室さんの「TRY ME 〜私を信じて〜」はavexのMAX松浦さんのプロデュースで安室さん初のユーロビート(ダンスミュージック)路線。
MAX松浦さんは小室さんに「ダンスミュージックを作って」と勧めた張本人です。
小室さんと安室さんの曲は似ていて当然ですね。
安室さんは小室さんと同じダンスミュージック路線で、しかも売れていました。
そのままだと明らかに小室ファミリーのライバルです。
安室さんがファミリー入ることで、小室さんはライバルを取り込んだと言えます。
実際にそういう意図があったかどうかは謎ですが、結果的にはライバルを味方につけたこととなりました。
安室さんだけ小室さんの好み(高い声)と違うのもなんだかうなずけます。
単なる好みとは違う、別の意図を感じずにはいられないわけです。
まとめ
安室さんだけ他の小室ファミリーと違ってその前から歌手として売れていたし、声が低かった。
小室ファミリーに入らなければ、ライバルにもなり得た。
他の人とは最初から一線を画してましたね。
テレビで「小室プロデュースで一躍スターに」とかよく言われていましたが、小室さんがいなくてもスターになっていただろうと思います。
結婚後に復帰してからしばらくは低迷していましたが、結婚のせいというよりは小室ブームが落ち着いてきたからだと当時は感じました。
むしろ小室ファミリーに入らなかった方が、小室ブームが落ちる影響を受けなくてよかったんじゃないかと思うほど。
引退してしまうのは残念です。でも安室さんらしくて素敵。
おしまい。