YouTube界の悪役として人気のシバターさんですが、税金が高すぎ!という動画を出していました。
この中で払った税金の額や昨年度の年収、経費を暴露されていました。
そのあたりについて紹介したいと思います。
また、税理士事務所に所属し経営コンサルもやっているプロの人がシバターさんの状況を分析していたので、そのへんも。
人気のYouTuberは会社を立ち上げるのが普通です。そのあたりは過去記事でどうぞ。
はじめしゃちょー「ハジメーン株式会社」設立は当たり前だと思う理由 なぜ実家の住所?
ユーチューバー、シバターの収入(年収)
シバターさんは動画の中で「昨年度の収入が全部で4000万円だった」と言っています。
4000万円とはすごいですね。
YouTubeだけでなく営業とかタイアップの案件とか、全部を含めた収入が4000万円ということです。
シバターさんの会社は4月決算ということなので、2016年5月~2017年4月の間に得た収入ということになります。
動画の中で「収入が予想外に増えた」と言っていますが、今年1月に「今月の収入が400万円を超えます」という動画を出していましたね。
400万円を超える月があるなら年間で4000万円は普通に想定できるだろうと思ってしまいますが・・・。
その後もずっと高収入が続くというのは予想外だったのでしょう。
手取り
全部の収入は4000万円ありますが、全てシバターさんの財布に入るわけではありません。
動画の中で「半分が経費(2000万円)」「税金が7~800万円」と言っています。
経費にはシバターさんの役員報酬が含まれることも考慮すると、手取りは年間で1500~1800万円ぐらいと思われます。
それでも多いですが、4000万円から考えるとずいぶん減るんですね。
法人税などの税金について
「法人税がすごい高かった。もっと税金対策をすべきだった。」
「ヒカルとかが動画に多額のお金を使うのが理解できた。あれは経費になり、節税になるんだ」
とシバターさんは言っています。
動画でたくさんお金を使って経費にして、税金をあまり払わなくていいようにする。
これは正しいのでしょうか。
プロの見方
シバターさんについて、経営コンサルをやっているキミアキ先生が動画を出していました。
キミアキ先生によると、シバターさんが経費2000万円と言っているうち、実際の経費は1200万円、あとの800万円は税理士が乗せたものだろうと考えられる様子。
乗せ経費はセーフティ共済(税金のかからない貯蓄)やシバターさんの役員報酬も含めた人件費でしょうとのこと。
シバターさんは「法人税が高かった」と言っていますが、4000万円の収入に対し法人税だけで7~800万円というのは多すぎるので、この金額は所得税など他の税金がもろもろ含まれているそうです。
見返してみると確かにシバターさんも法人税が高かったとは言っていますが「法人税だけで7~800万」とは言っていないですね。
シバターは良い経営者?
シバターさんはもっと税金対策をしておくべきだったと言っていますが、キミアキ先生はシバターさんのやり方(余計な経費を使ったり、税金対策をしない)が最も正しいという見方をしています。
経費というのは全額が戻ってくるわけではありません。
節税のために経費を使うと言うのは、3000円を得るために1万円を払っているようなものだと言います。
たとえば1万円を経費で使っても、税金で戻ってくるのは3000円しかないので7000円損するよ、ということです。
余計な経費を使わないシバターさんのやり方が最も手元に現金が残せるので良いらしい。
シバターの社会的信用
今回シバターさんの会社が多額の税金を払ったことで「儲かっている会社」であることが社会的に証明されたと言えます。
もし、シバターさんが収益物件(他の人に貸して収入を得るのが目的の物件)を購入するため銀行に融資(借金)を申し込んだら、すぐ貸してくれるだろうとのこと。
YouTubeでは断トツで悪役ポジションのシバターさんですが、実はしっかりした社会的信用のある人物になってるんですね。意外です。
ヒカルのやり方はどうなの?
ヒカルさんは動画で平気で100万円とか使います。
これに対しシバターさんは、税金対策になっているからと肯定的な見方をしていました。
一方キミアキ先生は、経費を必要以上に使うことは反対しています。
節税のために経費をどんどん使おうとする人のことを「頭が悪い」とまで言っています。
ただ、ヒカルさんのようなYouTuberの場合は別でしょうね。
たしかにヒカルさんが動画で100万円使っても、節税になるのは30万円ぐらいなのでしょう。
70万円損しているようですが、そのぶん再生数が増えて収入も増えると思います。
ヒカルさんは「動画で多額のお金を使っているけど、元はじゅうぶん取れている」と何かの動画で言っていました。
「100万円使って200万円稼ぎ、30万円の節税にもなる。結果的に130万円得する」という状態なのかもしれません。
というわけで、悪役のシバターさんが意外にも社会的信用が高いことなどがわかりました。
YouTubeの世界は収入を暴露する人がいたり、それを分析できる人もいたり、面白いですね。
おしまい。